運用
2008年07月15日
ファニーメイとフレディマック
アメリカのサブプライムバブル問題がいよいよ佳境に入っています。
住宅金融会社であるファニーメイとフレディマックの株価は、いずれもこの1年で85%以上も下落し、株価純資産倍率(PBR)はファニーメイが0.46、フレディマックが0.29と解散価値を大幅に下回る状態となってしまいました。
両社は米政府支援機関(Government Sponsored Enterprises)として、民間会社ですが実質的な政府保証が付与されている会社です。
一体何が両社に起こっているのでしょうか。
ファニーメイとフレディマックは、モーゲージバンクと呼ばれ、民間の銀行から住宅ローン債権を買いとって証券化し、投資家に売却する特殊銀行です。
彼らが手がける証券はモーゲージ証券と呼ばれ、特に住宅ローンを担保にした証券はRMBS(Residential Mortgage-Backed Securities)と呼ばれています。
このRMBSは、両社で5兆2千億ドル(550兆円)も発行されています。
これは米住宅ローン総額の約半分で、日本のGDPに相当する巨額な額です。
どうしてこんなに大きな会社で米国の政府保証までついている会社が、解散価値を下回るにまでなっているのでしょうか?
英フィナンシャルタイムズ社説(7/11)によると「問題は、両公社の資本がその負債を支えるには不十分なことだ」そうです。
3月末時点での両社の資本金合計は810億ドルです。同社が保有あるいは保証している住宅ローン債権は52,000億ドルですので810/5200で1.55%にすぎないということになります。
でも、どうして今更そんなことが蒸し返されるのか。
過小資本は昔からで、それに対し監督当局は十分な資本金を積んでいると判断していたのではないか?
それがここに来て、何故急に過小資本が指摘されだしたのか?
それは、極端に過小な資本に対し余りにも巨額の負債があり、レバレッジ(てこ)を効かせすぎている状態の逆回転が始まったということなようです。
レバレッジはビジネスがうまくいっている時は良いのですが、悪くなり始めると、何倍ものマイナスのギヤがかかります。
どうやら低迷する米国経済を背景に、住宅市場の悪化、住宅差し押さえなどが急増しており、その結果デフォルト(債務不履行)の増加により巨額の損失の計上を余儀なくされるだろうという懸念が、投資家のあいだで広がっていることが問題の本質にあるようです。
そしてここにきて、サブプライムで誰も引き受け手がいなくなってしまった住宅ローン市場の受け皿になることを政府に促されてきたことが拍車をかけている。
しかし、それを支えるだけの自己資本が両社には不足しており、それが今回の株式の投げ売りを加速している。今回はそういう構図なようです。
この件について、投資信託協会からRMBSをファンドで保有していないか、弊社にも問い合わせがありました。
マーケットは数年に一回の大うねりに突入しており、いまはファンドマネジャーの松本ともども、注意深くマーケットをみています。
ここをしのげるかどうかが、大きな果実を手にするか否かの分かれ目になってきます。
ルール その1:絶対に損をするな。ルール その2:絶対にルール1を忘れるな。
―ウォーレン・バフェット
この言葉を噛みしめて、ファンド仲間の資産を棄損させぬよう慎重に進んでいきます。
住宅金融会社であるファニーメイとフレディマックの株価は、いずれもこの1年で85%以上も下落し、株価純資産倍率(PBR)はファニーメイが0.46、フレディマックが0.29と解散価値を大幅に下回る状態となってしまいました。
両社は米政府支援機関(Government Sponsored Enterprises)として、民間会社ですが実質的な政府保証が付与されている会社です。
一体何が両社に起こっているのでしょうか。
ファニーメイとフレディマックは、モーゲージバンクと呼ばれ、民間の銀行から住宅ローン債権を買いとって証券化し、投資家に売却する特殊銀行です。
彼らが手がける証券はモーゲージ証券と呼ばれ、特に住宅ローンを担保にした証券はRMBS(Residential Mortgage-Backed Securities)と呼ばれています。
このRMBSは、両社で5兆2千億ドル(550兆円)も発行されています。
これは米住宅ローン総額の約半分で、日本のGDPに相当する巨額な額です。
どうしてこんなに大きな会社で米国の政府保証までついている会社が、解散価値を下回るにまでなっているのでしょうか?
英フィナンシャルタイムズ社説(7/11)によると「問題は、両公社の資本がその負債を支えるには不十分なことだ」そうです。
3月末時点での両社の資本金合計は810億ドルです。同社が保有あるいは保証している住宅ローン債権は52,000億ドルですので810/5200で1.55%にすぎないということになります。
でも、どうして今更そんなことが蒸し返されるのか。
過小資本は昔からで、それに対し監督当局は十分な資本金を積んでいると判断していたのではないか?
それがここに来て、何故急に過小資本が指摘されだしたのか?
それは、極端に過小な資本に対し余りにも巨額の負債があり、レバレッジ(てこ)を効かせすぎている状態の逆回転が始まったということなようです。
レバレッジはビジネスがうまくいっている時は良いのですが、悪くなり始めると、何倍ものマイナスのギヤがかかります。
どうやら低迷する米国経済を背景に、住宅市場の悪化、住宅差し押さえなどが急増しており、その結果デフォルト(債務不履行)の増加により巨額の損失の計上を余儀なくされるだろうという懸念が、投資家のあいだで広がっていることが問題の本質にあるようです。
そしてここにきて、サブプライムで誰も引き受け手がいなくなってしまった住宅ローン市場の受け皿になることを政府に促されてきたことが拍車をかけている。
しかし、それを支えるだけの自己資本が両社には不足しており、それが今回の株式の投げ売りを加速している。今回はそういう構図なようです。
この件について、投資信託協会からRMBSをファンドで保有していないか、弊社にも問い合わせがありました。
マーケットは数年に一回の大うねりに突入しており、いまはファンドマネジャーの松本ともども、注意深くマーケットをみています。
ここをしのげるかどうかが、大きな果実を手にするか否かの分かれ目になってきます。
ルール その1:絶対に損をするな。ルール その2:絶対にルール1を忘れるな。
―ウォーレン・バフェット
この言葉を噛みしめて、ファンド仲間の資産を棄損させぬよう慎重に進んでいきます。
2008年07月10日
倹約
今朝は日比谷に昨年オープンしたばかりの高級ホテル「ザ・ペニンシュラ」で
ブレイクファースト・ミーティング。N.Y.に本拠を置くとあるゲートキーパーの仲介で、
米国のヘッジファンドのオーナー兼ファンドマネジャーのSmith氏のお話を聞く。
このSmithさん、サブプライムローン問題で最近破綻したベア・スターンズのパートナーとして、
ひと財産を築き、現在は約6億ドルの自己資金を、自分のための投資会社
(いわゆるファミリーオフィス)を通じて運用しているとのこと。
ディストレスト(破綻)証券投資や転換社債アービトラージという、
頭が痛くなるような、ヘッジファンドの手法を駆使して財を築いたそうですが、
現在はエマージングマーケット地域―ロシア、MENA(中東特にドバイ)、インド、
フロンティア(スリランカやバングラディッシュなど)地域への投資をおこなっているそう。
リスクの大きなエマージング投資のなかでも、更によくわからないフロンティア投資
を行っているとは、どれだけボラティリティ(ブレ)が大きいかと思ったら、
地域の公益企業や銀行など安全性の高い企業へ投資をしているのに加えて、
ロング・ショート(ロング・バイアス)を行ってリスクを下げているとのコト。
まあ自分の資産を運用していたら、それがジェットコースターのような
変動をするのは誰だって嫌ですよね。
話をうかがっていて、リスクを抑えた運用や、先進国株式との相関の低さなど
評価できる点は沢山あったのですが、如何せん、このようなヘッジファンドは、
基準価額が毎日出ない、透明性が確保できない、などいろいろあって
(まあ何よりも最低投資金額が200万ドル)
私たちの「かいたくファンド」への組み入れは、相当ハードルが高いのが現状です。
その辺が担保されている公募ファンドは、だからこそ安全性が高いのですが。。
しかし、嬉しかったのはかいたくのビジネスモデルを褒めていただいたこと。
働きざかり世代に長期投資ファンドを提供し、10年、20年の運用を行うという話を
したら、それは意義があり、素晴らしいやり方だ、きっと成功するよと言ってくれました。
彼もエマージングマーケット投資では、長期投資を行っているとのこと。
お互い握手して、また情報交換しましょうと別れました。
それにしても、ペニンシュラで、米国人とブレイクファースト・ミーティングと言うと、
何だかバリバリのビジネスマンみたいだけど、何のことはありません。
英語が苦手なボクは、相手への配慮を心得ていたSmithさんに、
幼稚園児に話しかけるようなスピードで話してもらっていたのです。
それでも6割くらいしか理解できないし、話すのはもっと駄目。
朝から英会話のレッスンを受けているようなもんでした。
しかし、600億円の資産を持つ資産家が、ペニンシュラに泊まって、とはため息が出ますが、
たまたま今読んでいたバフェット&ゲイツ後輩と語る ―学生からの21の質問
のなかで、ウォーレン・バフェットがこう答えていた一節を思い出しました。
【質問】 もし100ドル札を落としたら拾いに戻りますか。それとも貧しい学生に拾わせてあげますか?
【バフェット】 もしビル(ゲイツ)が10セント落として出て行ったら、私が拾う。
この心構えこそが運用の基本でしょう。
ペニンシュラの前に、ボクらは1円でも多く運用にまわすことですね。
ブレイクファースト・ミーティング。N.Y.に本拠を置くとあるゲートキーパーの仲介で、
米国のヘッジファンドのオーナー兼ファンドマネジャーのSmith氏のお話を聞く。
このSmithさん、サブプライムローン問題で最近破綻したベア・スターンズのパートナーとして、
ひと財産を築き、現在は約6億ドルの自己資金を、自分のための投資会社
(いわゆるファミリーオフィス)を通じて運用しているとのこと。
ディストレスト(破綻)証券投資や転換社債アービトラージという、
頭が痛くなるような、ヘッジファンドの手法を駆使して財を築いたそうですが、
現在はエマージングマーケット地域―ロシア、MENA(中東特にドバイ)、インド、
フロンティア(スリランカやバングラディッシュなど)地域への投資をおこなっているそう。
リスクの大きなエマージング投資のなかでも、更によくわからないフロンティア投資
を行っているとは、どれだけボラティリティ(ブレ)が大きいかと思ったら、
地域の公益企業や銀行など安全性の高い企業へ投資をしているのに加えて、
ロング・ショート(ロング・バイアス)を行ってリスクを下げているとのコト。
まあ自分の資産を運用していたら、それがジェットコースターのような
変動をするのは誰だって嫌ですよね。
話をうかがっていて、リスクを抑えた運用や、先進国株式との相関の低さなど
評価できる点は沢山あったのですが、如何せん、このようなヘッジファンドは、
基準価額が毎日出ない、透明性が確保できない、などいろいろあって
(まあ何よりも最低投資金額が200万ドル)
私たちの「かいたくファンド」への組み入れは、相当ハードルが高いのが現状です。
その辺が担保されている公募ファンドは、だからこそ安全性が高いのですが。。
しかし、嬉しかったのはかいたくのビジネスモデルを褒めていただいたこと。
働きざかり世代に長期投資ファンドを提供し、10年、20年の運用を行うという話を
したら、それは意義があり、素晴らしいやり方だ、きっと成功するよと言ってくれました。
彼もエマージングマーケット投資では、長期投資を行っているとのこと。
お互い握手して、また情報交換しましょうと別れました。
それにしても、ペニンシュラで、米国人とブレイクファースト・ミーティングと言うと、
何だかバリバリのビジネスマンみたいだけど、何のことはありません。
英語が苦手なボクは、相手への配慮を心得ていたSmithさんに、
幼稚園児に話しかけるようなスピードで話してもらっていたのです。
それでも6割くらいしか理解できないし、話すのはもっと駄目。
朝から英会話のレッスンを受けているようなもんでした。
しかし、600億円の資産を持つ資産家が、ペニンシュラに泊まって、とはため息が出ますが、
たまたま今読んでいたバフェット&ゲイツ後輩と語る ―学生からの21の質問
のなかで、ウォーレン・バフェットがこう答えていた一節を思い出しました。
【質問】 もし100ドル札を落としたら拾いに戻りますか。それとも貧しい学生に拾わせてあげますか?
【バフェット】 もしビル(ゲイツ)が10セント落として出て行ったら、私が拾う。
この心構えこそが運用の基本でしょう。
ペニンシュラの前に、ボクらは1円でも多く運用にまわすことですね。
2008年06月30日
世界の運用野郎と語る夕べを過ごし。
コムジェストのセミナー、参加された方いかがでしたでしょうか?
個人的には、CEOのカントンさんの知性、ユーモア、強さ、気配りは以前お会いしたときから感じていたのですが、一緒に講演をしてくださった欧州株のファンドマネジゃーのコッセラさんからも同じ雰囲気を感じ、そこに改めてコムジェストの凄さを感じました。
スタッフみんながそれぞれ強い個性を持ちながら、同じ雰囲気(快活さや気配り)
を共有するなんてなかなか出来ることではありません。
同社は60人のスタッフに対し、11ヵ国に及ぶ言語、同じ男女比率という高い多様性と
90%のスタッフがコムジェストの株主(会社は非公開)というモチベーションを維持させる仕組みを持ちます。
それが非常に高いチームワークと、そこから来るテンションの高い沸点を生み出している。
そこに運用会社としての超過収益力を生み出す源泉を感じました。
自分は司会として参加されたみなさんの顔を見ていたのですが、決して簡単な話でないにも関わらず、みんな真剣に耳を傾けていたのが印象的でした。
運用哲学や手法に関しては、詳細を後日ホームページにアップしますが、
1.ウォーレンバフェット・ウェイをエマージング市場やヨーロッパ市場で実践する。
2.Personal Interest(自社の利益)ではなく投資家を向いた仕事をする。
という理念で仕事を行っているとのこと。
具体的にはファンドをたくさん設定して、乗り換えを推奨するのではなく、
数少ないファンドを、同じチームによって責任を持って長期運用する。
ちなみに同社で設定しているほとんどのファンドが15年を超える歴史を持っているそう。
また、会社としての強さを維持するために、
1.自分よりも優れた人材を採用する。
2.スタッフ一人ひとりにアントレプナーシップ(起業家精神)を持たせる。
3.ヒエラルキー(階層)をつくらない。
4.チームワークを維持する。
カントンさんは自分よりも後続の人たちが自分を超えるための協力を惜しまないという話をされていました。
具体的には、自分が20年かけて得たスキルを、4〜5年で後継者に伝える。
個人の運用技術を、惜しげもなくしっかりと次世代に引き継ぐ。
ちなみに同社では、給料やボーナスを誰がいくらもらっているかスタッフみんなが知っているそう。
言うは簡単ですが、なかなか出来ないことだと思いませんか?
改めてこのファンドに投資が出来ることに誇りを感じました。
それからセミナーには、あの方やこの方が参加してくださり、声をかけてくださりました。
それぞれ詳細にセミナーをまとめてくださってます。
ご参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました。
また、このようなクオリティーの高いセミナーを折をみて開催したいと思います。
それでは一週間頑張っていきましょう。
個人的には、CEOのカントンさんの知性、ユーモア、強さ、気配りは以前お会いしたときから感じていたのですが、一緒に講演をしてくださった欧州株のファンドマネジゃーのコッセラさんからも同じ雰囲気を感じ、そこに改めてコムジェストの凄さを感じました。
スタッフみんながそれぞれ強い個性を持ちながら、同じ雰囲気(快活さや気配り)
を共有するなんてなかなか出来ることではありません。
同社は60人のスタッフに対し、11ヵ国に及ぶ言語、同じ男女比率という高い多様性と
90%のスタッフがコムジェストの株主(会社は非公開)というモチベーションを維持させる仕組みを持ちます。
それが非常に高いチームワークと、そこから来るテンションの高い沸点を生み出している。
そこに運用会社としての超過収益力を生み出す源泉を感じました。
自分は司会として参加されたみなさんの顔を見ていたのですが、決して簡単な話でないにも関わらず、みんな真剣に耳を傾けていたのが印象的でした。
運用哲学や手法に関しては、詳細を後日ホームページにアップしますが、
1.ウォーレンバフェット・ウェイをエマージング市場やヨーロッパ市場で実践する。
2.Personal Interest(自社の利益)ではなく投資家を向いた仕事をする。
という理念で仕事を行っているとのこと。
具体的にはファンドをたくさん設定して、乗り換えを推奨するのではなく、
数少ないファンドを、同じチームによって責任を持って長期運用する。
ちなみに同社で設定しているほとんどのファンドが15年を超える歴史を持っているそう。
また、会社としての強さを維持するために、
1.自分よりも優れた人材を採用する。
2.スタッフ一人ひとりにアントレプナーシップ(起業家精神)を持たせる。
3.ヒエラルキー(階層)をつくらない。
4.チームワークを維持する。
カントンさんは自分よりも後続の人たちが自分を超えるための協力を惜しまないという話をされていました。
具体的には、自分が20年かけて得たスキルを、4〜5年で後継者に伝える。
個人の運用技術を、惜しげもなくしっかりと次世代に引き継ぐ。
ちなみに同社では、給料やボーナスを誰がいくらもらっているかスタッフみんなが知っているそう。
言うは簡単ですが、なかなか出来ないことだと思いませんか?
改めてこのファンドに投資が出来ることに誇りを感じました。
それからセミナーには、あの方やこの方が参加してくださり、声をかけてくださりました。
それぞれ詳細にセミナーをまとめてくださってます。
ご参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました。
また、このようなクオリティーの高いセミナーを折をみて開催したいと思います。
それでは一週間頑張っていきましょう。
2008年06月02日
東京のセミナーを振り返って
昨日は久々に雲ひとつない晴天。
気持ちの良い昼下がり、会場の隣の神宮球場では歓声が飛び交うなか、
屋根のしたに集い、セミナーに参加された方々お疲れ様でした。
130人収容の会場が満席で、窮屈な思いもさせたかもしれませんが皆さん熱心に話を聞いて頂き感謝です。
「10年生き残る投資信託の条件」と「ファンドオブファンズ徹底大解剖」というテーマでトークセッションを行ったのですが、ふたつのテーマを3時間でやるというのは、時間的になかなか厳しいですね。。
Q&Aが十分に出来なかったのが残念ですが、ただ概要は把握していただけたのではないかと思うし、我々も大枠は話ができたと思っております。
質疑応答でも尋ねられ、コメントでもいただいた「さわかみファンド」の組み入れを見送っている理由ですが、別にもったいぶっているわけではなく、
1.運用上の理由(いまはさわかみファンドが高いと考えている)
2.公募の投資信託を組み入れるにあたっては、個人の投資家も買うことが出来るのだから、組み入れるタイミングをとことん勘案しなければならない。
と述べさせていただきました。
我われの考えは、機械的に、定期的に、組み入れていくわけではないということです。
ただ、ものすごく割安になったと我われが考えたら断固として買います。
運用は結果を出してなんぼなのだから、超過リターンがあげられると考えれば、買いにいきます。
そこには公募も私募もありません。
もちろん、私募の方が投資家にとって納得感があるのは十分承知しておりますので、
機関投資家専用の日本株ファンドのデューデリジェンスはずっと行っていますし、そちらを優先したいとは思ってますが。
仲良しクラブでも、さわかみチルドレンでもないのは、昨日のセミナーに参加していただいた方々には感じていただけたと思います。
我われは日本の金融を変えたいと思っています。
本気で思っています。
その想いを共有しているのが私たちの共通点なのかもしれません。
いずれにしても、自分の意思で集まってきて、熱心に耳を傾けてくれ、本当に感謝。
ぼくらも元気づけられました。
またコツコツ頑張っていきます。
気持ちの良い昼下がり、会場の隣の神宮球場では歓声が飛び交うなか、
屋根のしたに集い、セミナーに参加された方々お疲れ様でした。
130人収容の会場が満席で、窮屈な思いもさせたかもしれませんが皆さん熱心に話を聞いて頂き感謝です。
「10年生き残る投資信託の条件」と「ファンドオブファンズ徹底大解剖」というテーマでトークセッションを行ったのですが、ふたつのテーマを3時間でやるというのは、時間的になかなか厳しいですね。。
Q&Aが十分に出来なかったのが残念ですが、ただ概要は把握していただけたのではないかと思うし、我々も大枠は話ができたと思っております。
質疑応答でも尋ねられ、コメントでもいただいた「さわかみファンド」の組み入れを見送っている理由ですが、別にもったいぶっているわけではなく、
1.運用上の理由(いまはさわかみファンドが高いと考えている)
2.公募の投資信託を組み入れるにあたっては、個人の投資家も買うことが出来るのだから、組み入れるタイミングをとことん勘案しなければならない。
と述べさせていただきました。
我われの考えは、機械的に、定期的に、組み入れていくわけではないということです。
ただ、ものすごく割安になったと我われが考えたら断固として買います。
運用は結果を出してなんぼなのだから、超過リターンがあげられると考えれば、買いにいきます。
そこには公募も私募もありません。
もちろん、私募の方が投資家にとって納得感があるのは十分承知しておりますので、
機関投資家専用の日本株ファンドのデューデリジェンスはずっと行っていますし、そちらを優先したいとは思ってますが。
仲良しクラブでも、さわかみチルドレンでもないのは、昨日のセミナーに参加していただいた方々には感じていただけたと思います。
我われは日本の金融を変えたいと思っています。
本気で思っています。
その想いを共有しているのが私たちの共通点なのかもしれません。
いずれにしても、自分の意思で集まってきて、熱心に耳を傾けてくれ、本当に感謝。
ぼくらも元気づけられました。
またコツコツ頑張っていきます。
2008年05月28日
グローバル化と国際分散投資あるいはFoF
広尾にあるI-Oウェルス・アドバイザーズの岡本さんに会いにゆく。
これまで何度もセミナーやインベストライフの編集会議では、お顔を拝見していたのだが、
じっくりお話をさせていただくのは初めて。
7階にあるオフィスの窓の外からは聖心女子大や六本木ヒルズが見渡せ、
ボクが以前働いていた会社が岡本さんのオフィスの近くにあったことから、
景色を懐かしく思う。
お話は運用業界を代表する理論派の岡本さんらしく、きわめて合理的。
「かいたくファンド」の運用業界内におけるポジショニングの考え方や、
アセット・アロケーションについて大変ありがたい示唆をいただきました。
話をしていて、考えさせられたのが、僕らが標榜している国際分散投資について。
「これからの世界のマーケットが、グローバル化・フラット化の度合いを強めていくほど、
国別に投資割合を考えるカントリー・アロケーションではなく、産業別に考える
セクター・アロケーションが重要性を増していくんだろうね。」というご指摘に、
はっとさせられました。
確かにグローバル企業は国境など関係なく、企業活動を展開しているのに、
株式投資の世界では、いまだに日本株投資とか中国株投資などという色分けが主流。
これから世界の先進国がリセッション入りしていくなかで、
どの先進国に投資するかではなく、どの産業セクターに投資するか、例えば「国際ディフェンシブ銘柄投資」などを進めたほうが、相関は低いのは確か。
でも、そのうえで大事なことは、原理原則に常に立ち返ること。
国際分散投資を忘れず、テーマファンドになびかず、既存のルールに囚われず、
エッジを効かせ特徴をだすこと。
帰りしな、岡本さんにお尋ねしました。
森本「岡本さんは特定の会社の運用アドバイザーにはならないんですか?」
岡本「独立系のアドバイザーをやっているんだから、一社くらいはそんな存在にならないとね。」
さすがの原理原則とエッジでした。
岡本さん、ありがとうございました!
これまで何度もセミナーやインベストライフの編集会議では、お顔を拝見していたのだが、
じっくりお話をさせていただくのは初めて。
7階にあるオフィスの窓の外からは聖心女子大や六本木ヒルズが見渡せ、
ボクが以前働いていた会社が岡本さんのオフィスの近くにあったことから、
景色を懐かしく思う。
お話は運用業界を代表する理論派の岡本さんらしく、きわめて合理的。
「かいたくファンド」の運用業界内におけるポジショニングの考え方や、
アセット・アロケーションについて大変ありがたい示唆をいただきました。
話をしていて、考えさせられたのが、僕らが標榜している国際分散投資について。
「これからの世界のマーケットが、グローバル化・フラット化の度合いを強めていくほど、
国別に投資割合を考えるカントリー・アロケーションではなく、産業別に考える
セクター・アロケーションが重要性を増していくんだろうね。」というご指摘に、
はっとさせられました。
確かにグローバル企業は国境など関係なく、企業活動を展開しているのに、
株式投資の世界では、いまだに日本株投資とか中国株投資などという色分けが主流。
これから世界の先進国がリセッション入りしていくなかで、
どの先進国に投資するかではなく、どの産業セクターに投資するか、例えば「国際ディフェンシブ銘柄投資」などを進めたほうが、相関は低いのは確か。
でも、そのうえで大事なことは、原理原則に常に立ち返ること。
国際分散投資を忘れず、テーマファンドになびかず、既存のルールに囚われず、
エッジを効かせ特徴をだすこと。
帰りしな、岡本さんにお尋ねしました。
森本「岡本さんは特定の会社の運用アドバイザーにはならないんですか?」
岡本「独立系のアドバイザーをやっているんだから、一社くらいはそんな存在にならないとね。」
さすがの原理原則とエッジでした。
岡本さん、ありがとうございました!
2008年05月15日
サバイブしてこそ。
今回「さわかみファンド」の組み入れを当面見送るというコメントに対し、多くの意見を頂戴しました。
決断の理由は、近いうちにホームページのレポートにてご案内いたしますが、
一つだけ言えば5年後、10年後に生き残っているため。それにつきます。
我われは「ポピュリスト」でも、「さわかみチルドレン」でもありません。
「投資マニア」に迎合して、運用結果が出るのであればいくらでも迎合しますが、
運用方針をコロコロ変えてろくな結果にならないことは重々承知しています。
当初の基本ポートフォリオ通り、日本株は、現在はバリエーションが低く、
世界のマーケットと比較し、相対的に収益を上げられるアセットクラスだという見通しは変わっておりません。
決して日本株への投資を一切行わないわけではないのです。
ただ、日本株の投資対象は「さわかみファンド」だけではないということです。
また、澤上さんは尊敬してやみませんし、さわかみチルドレンをやって生き残れるんだったら子供でも孫にでもなりますが、そんなに甘くないことも承知しています。
感情的にとか、人気取りだとか、そういうことではなく、合理的な判断のうえと、
どうかご承知おきください。
また本件は改めてご報告いたします。
追伸:いよいよ大山チャリティウォークが始まります。
近隣の方々、まだまだ間に合いますので、ぜひご参加ください。
一年で最高の季節の中、文化を、自然を堪能しましょう!
決断の理由は、近いうちにホームページのレポートにてご案内いたしますが、
一つだけ言えば5年後、10年後に生き残っているため。それにつきます。
我われは「ポピュリスト」でも、「さわかみチルドレン」でもありません。
「投資マニア」に迎合して、運用結果が出るのであればいくらでも迎合しますが、
運用方針をコロコロ変えてろくな結果にならないことは重々承知しています。
当初の基本ポートフォリオ通り、日本株は、現在はバリエーションが低く、
世界のマーケットと比較し、相対的に収益を上げられるアセットクラスだという見通しは変わっておりません。
決して日本株への投資を一切行わないわけではないのです。
ただ、日本株の投資対象は「さわかみファンド」だけではないということです。
また、澤上さんは尊敬してやみませんし、さわかみチルドレンをやって生き残れるんだったら子供でも孫にでもなりますが、そんなに甘くないことも承知しています。
感情的にとか、人気取りだとか、そういうことではなく、合理的な判断のうえと、
どうかご承知おきください。
また本件は改めてご報告いたします。
追伸:いよいよ大山チャリティウォークが始まります。
近隣の方々、まだまだ間に合いますので、ぜひご参加ください。
一年で最高の季節の中、文化を、自然を堪能しましょう!
2008年04月18日
ヴィンセント・ストラウスさん来日
ここ数日、たくさんの方からお叱りと激励とご提案をいただきました。
本当にありがたいことで改めて感謝いたします。
さてさて、弊社が「かいたくファンド」に組み入れているコムジェスト(Comgest SA)のエマージング・ファンド(Magellan)のファンドマネジャーであり、共同経営者でもあるヴィンセント・ストラウス(Vincent STRAUSS)氏が来社され、お話を伺うことができました。
<以下インタビューのポイント>
1.2007年は危険な頭文字が並び、複雑な金融商品が跋扈した年であった。
AAA,SIV,CDO,LBO,VAR…
⇒2008年は質(Quality)からわかりやすさ(Simplicity)への逃避が起こる。
投資は「基本」へ回帰する。
2.エマージング市場のデカップリング(経済の非連動性)は、神話か現実か?
⇒経済は、デカップリングする可能性はある。
・エマージング諸国は94〜95年の債務者の立場から、現在では明らかに債権者となっている。
・アジア、南アフリカ、南米ではその地域同士でのビジネスが発展している。
例えば、シティグループのサブプライム危機は、南米では関係ない。
・サウス-サウスビジネス(南と南のビジネス)は成長し続ける。
例えば、南米産のコーヒーや大豆を中国が消費している。これはサウス-サウスビジネスの典型だ。
⇒しかし、株式市場に関しては、デカップリングは神話にすぎないだろう。
・すべての資産クラス;土地・建物、素材、OECD加盟国の株式、エマージング市場の株式は強気相場の影響を受けていた。
・米国や欧米市場の急激な調整が、エマージング市場には大きな影響を与えないとするのは、軽率な考えだ。
・最も重要な点は、エマージング諸国に暮らす中産階級の貯蓄率は高いが、それは投資に向かわず銀行預金にとどまったままであり、エマージング市場に投資されているおカネは先進国から来ているということだ。
3.2008年のエマージング市場のマクロ経済
⇒欧米の銀行救済は、世界経済の通貨再膨張を加速させる。
⇒長期金利、リスクプレミアムは2008年は上昇する。
⇒エマージング市場の成長は依然高い。
⇒天然資源への需要に強いプレッシャーが続く。
水、エネルギー、農産物、鉱物資源
4.2008年の市場の主要テーマ
⇒主要テーマは強いインフレ対策
世界経済の1980年からのディスインフレ(インフレ率の低下)は2003年の中頃を境に、インフレに転じている。これは重要な転機だ。インフレにどう対応していくかはエマージング市場だけではなく世界にとって重要なテーマだ。
⇒エネルギー需要と代替エネルギーの需要の増加
⇒都市化と生活水準の向上
中産階級の増加による生活水準の向上が持ち家需要を増加させる。
⇒価格決定力の変化
米国に端を発した信用収縮により、企業への貸し渋りがおこっている。それを乗り越えて生き残りが出来るのは資金力を持った企業
等など
(詳細はまた改めて、ホームページに掲載します。)
話をしていて印象的だったのは、コムジェストがインフレをすごく意識していることでした。だからこそインフレに強い銘柄(インフラストラクチャー、公共サービス分野など)でポートフォリオを構築している。
しかし、理知的なファンドマネジャーというよりも、ブルドーザーのような大きな体でマシンガントークを浴びせる「青い目をしたおっちゃん」に私は全く質問をする隙を与えてもらえませんでした。
(1時間半、猛烈にしゃべりまくって帰った。)
まるでフランス版澤上篤人です。
次回はもっとゆっくり来てもらいたいですね。
そして、そのときは我われ機関投資家だけではなく、セミナーを開催して、厚みのあるファンドマネジャーの凄さをみなさんにも味わってもらおうと思います。
そのときはブログでも告知しますのでお楽しみに!
<業務連絡>
かいたく丸に乗り込んでいるファンド仲間の方々へ
出航は4月22日(火)です。
4月21日(月)までのシードマネーの援軍、待ってますよ〜!

本当にありがたいことで改めて感謝いたします。
さてさて、弊社が「かいたくファンド」に組み入れているコムジェスト(Comgest SA)のエマージング・ファンド(Magellan)のファンドマネジャーであり、共同経営者でもあるヴィンセント・ストラウス(Vincent STRAUSS)氏が来社され、お話を伺うことができました。
<以下インタビューのポイント>
1.2007年は危険な頭文字が並び、複雑な金融商品が跋扈した年であった。
AAA,SIV,CDO,LBO,VAR…
⇒2008年は質(Quality)からわかりやすさ(Simplicity)への逃避が起こる。
投資は「基本」へ回帰する。
2.エマージング市場のデカップリング(経済の非連動性)は、神話か現実か?
⇒経済は、デカップリングする可能性はある。
・エマージング諸国は94〜95年の債務者の立場から、現在では明らかに債権者となっている。
・アジア、南アフリカ、南米ではその地域同士でのビジネスが発展している。
例えば、シティグループのサブプライム危機は、南米では関係ない。
・サウス-サウスビジネス(南と南のビジネス)は成長し続ける。
例えば、南米産のコーヒーや大豆を中国が消費している。これはサウス-サウスビジネスの典型だ。
⇒しかし、株式市場に関しては、デカップリングは神話にすぎないだろう。
・すべての資産クラス;土地・建物、素材、OECD加盟国の株式、エマージング市場の株式は強気相場の影響を受けていた。
・米国や欧米市場の急激な調整が、エマージング市場には大きな影響を与えないとするのは、軽率な考えだ。
・最も重要な点は、エマージング諸国に暮らす中産階級の貯蓄率は高いが、それは投資に向かわず銀行預金にとどまったままであり、エマージング市場に投資されているおカネは先進国から来ているということだ。
3.2008年のエマージング市場のマクロ経済
⇒欧米の銀行救済は、世界経済の通貨再膨張を加速させる。
⇒長期金利、リスクプレミアムは2008年は上昇する。
⇒エマージング市場の成長は依然高い。
⇒天然資源への需要に強いプレッシャーが続く。
水、エネルギー、農産物、鉱物資源
4.2008年の市場の主要テーマ
⇒主要テーマは強いインフレ対策
世界経済の1980年からのディスインフレ(インフレ率の低下)は2003年の中頃を境に、インフレに転じている。これは重要な転機だ。インフレにどう対応していくかはエマージング市場だけではなく世界にとって重要なテーマだ。
⇒エネルギー需要と代替エネルギーの需要の増加
⇒都市化と生活水準の向上
中産階級の増加による生活水準の向上が持ち家需要を増加させる。
⇒価格決定力の変化
米国に端を発した信用収縮により、企業への貸し渋りがおこっている。それを乗り越えて生き残りが出来るのは資金力を持った企業
等など
(詳細はまた改めて、ホームページに掲載します。)
話をしていて印象的だったのは、コムジェストがインフレをすごく意識していることでした。だからこそインフレに強い銘柄(インフラストラクチャー、公共サービス分野など)でポートフォリオを構築している。
しかし、理知的なファンドマネジャーというよりも、ブルドーザーのような大きな体でマシンガントークを浴びせる「青い目をしたおっちゃん」に私は全く質問をする隙を与えてもらえませんでした。
(1時間半、猛烈にしゃべりまくって帰った。)
まるでフランス版澤上篤人です。
次回はもっとゆっくり来てもらいたいですね。
そして、そのときは我われ機関投資家だけではなく、セミナーを開催して、厚みのあるファンドマネジャーの凄さをみなさんにも味わってもらおうと思います。
そのときはブログでも告知しますのでお楽しみに!
かいたく丸に乗り込んでいるファンド仲間の方々へ
出航は4月22日(火)です。
4月21日(月)までのシードマネーの援軍、待ってますよ〜!

2008年04月11日
ファンド・オブ・ファンズの意味について
昨日はかいたく投信の株主や個人投資家の方々とミーティング。
「保有しているファンドが値下がりしまくっていて困る。いつ株式市場は上昇するのか?」という質問を数多く受ける。
確かにさわかみファンドなんかも、初期から保有しているファンドホルダーが20,000円の時に売っていれば、しっかり利益確定できましたもんねえ…
しかし、実際には「買いは算術、売りは芸術」といわれる位、売りのタイミングは難しい。
だからバイ・アンド・ホールドが一番ということになるのだが、
渋澤健さんがこちらのエントリでも書かれているとおり、バイアンドホールドはバイアンドホウチではないし、放置プレーしておくと下がりまくります。
長期投資を貫いているキャピタルだって、コムジェストだって、売買回転率は20%から30%、つまり3年から5年で、割安なときに買った株を売って利益確定しています。
実はここにFoFの本当の意味があるのです。
何故ならFoFのファンドマネジャー、弊社だったら運用職人の松本がバリエーションの高いファンドを売って、利益確定していきます。
しかも、あくまでもファンドなので運用益に対しては課税されず、複利の雪だるま効果も享受できる。
時々FoFのファンドマネジャーって誰でも出来るだろう、いいファンドを組みわせるだけなのだからとか、FoFは運用じゃないっていうヒトがいたら、その人は運用を全く解っていません。
FoFは単なる良いファンドを組み合わせて提供する、コスト上乗せマシンではないのです。
しかし逆に、このことが出来ないバイアンドホウチ・ファンドだとパフォーマンスをあげていくのは厳しいですね。。
頼みますよ、松本先生!
「保有しているファンドが値下がりしまくっていて困る。いつ株式市場は上昇するのか?」という質問を数多く受ける。
確かにさわかみファンドなんかも、初期から保有しているファンドホルダーが20,000円の時に売っていれば、しっかり利益確定できましたもんねえ…
しかし、実際には「買いは算術、売りは芸術」といわれる位、売りのタイミングは難しい。
だからバイ・アンド・ホールドが一番ということになるのだが、
渋澤健さんがこちらのエントリでも書かれているとおり、バイアンドホールドはバイアンドホウチではないし、放置プレーしておくと下がりまくります。
長期投資を貫いているキャピタルだって、コムジェストだって、売買回転率は20%から30%、つまり3年から5年で、割安なときに買った株を売って利益確定しています。
実はここにFoFの本当の意味があるのです。
何故ならFoFのファンドマネジャー、弊社だったら運用職人の松本がバリエーションの高いファンドを売って、利益確定していきます。
しかも、あくまでもファンドなので運用益に対しては課税されず、複利の雪だるま効果も享受できる。
時々FoFのファンドマネジャーって誰でも出来るだろう、いいファンドを組みわせるだけなのだからとか、FoFは運用じゃないっていうヒトがいたら、その人は運用を全く解っていません。
FoFは単なる良いファンドを組み合わせて提供する、コスト上乗せマシンではないのです。
しかし逆に、このことが出来ないバイアンドホウチ・ファンドだとパフォーマンスをあげていくのは厳しいですね。。
頼みますよ、松本先生!
2008年04月03日
キャピタルとEDジョーンズ
一昨日のエープリルフールのお話。
お昼間、吹きすさぶ突風の中、押し並べたように紺色のスーツに身を包んだ男女の群れで溢れかえる東京国際フォーラムを通り過ぎ、丸の内にあるキャピタルインターナショナルを訪問する。
ロサンジェルスのキャピタル本社を訪れた際に、アテンドしてくれた米国人のTonyと再会。
精悍で引き締まった体つきと、自信に満ちていながら、どことなくはにかんだ青年の面影は変わらず嬉しくなる。
彼は個人投資家向けマーケティングを推進するため、この1月から日本に来たとのこと。
今回はキャピタルグループの運用商品(American Funds)の最大のディストリビューター(販売者)で、American Fundsの30%以上のセールスを担っている証券会社エドワードジョーンズの米国での投信販売に対する取り組みや、サブプライムローンによる米国経済の状況についてじっくりとお話を伺う。
エドワードジョーンズは、大手証券会社が重視してこなかった郊外の市・町などに住む中流階級の個人に対し、ショッピングセンターの中や市役所の近くなど、個人に身近な場所に10,000店近くの「一人店舗」を張り巡らし、長期投資によるファイナンシャルゴールを掲げ、提供している証券会社。
ちなみに米国最大の証券会社メリル・リンチの店舗数は800弱。
いかに米国が広大と言えど、50州ある米国で、一州あたり200という店舗数は相当なもの。
日本で言う郵便局に近い感じだが、彼等が個人に提供している金融スキルは「火星人と地球人」ほど〒とは異なるとのこと。
まあ、つい最近まで、自分自身が投資商品を保有していなかった方が、西川さんが社長になった途端に「貯蓄から投資へ」と、鼻息荒く投信を売り出したのだからそりゃ違いますが・・・
ちなみにキャピタルがEDジョーンズに対して行っている販売研修も、相当な量と質らしく、なんとキャピタルが「あなたのビジネスを成長させるための5つの戦略」などという顧客紹介のスキルをEDジョーンズの営業担当者に教育している。
といっても“顧客からの契約があったらサンキューコールしましょう。”とか、“顧客が誕生日の時はバースデイランチを主催し、その際に数人の友人も招いてもらいましょう。”などという非常に泥臭いものですが。
しかしその「泥臭さ」こそがキャピタルとEDジョーンズと顧客の間の深いコミットメントをつくりだし、それが業界屈指の低解約率と、長期投資による資産形成、そして市場平均を上回るパフォーマンスを生んできたのは間違いないとのこと。
ちなみにここ最近、キャピタルのパフォーマンスはあまり芳しくないのだが、それをTonyに質問すると、EDジョーンズでは“長期投資をしていればそういう時もある。”と、全然解約は進んでいないという。
むしろ「確固とした成果は、どれだけマーケットに長く留まるかによって決まる」という信念が試される場だということで、顧客に説明会を開いたりして、しっかりと長期投資の大原則を盛んに伝えているとのこと。
驚いたのは、最近はベビーブーマーが資産形成を終え徐々に資産の取り崩しをはじめているのだけど、キャピタルは、部分解約をお手伝いするプログラムもつくってディストリビューターを支援しているとのコト。
これには正直びっくりしました。
長期投資と言って、ずっと死ぬまで保有していればいい訳ではないのです。
ちなみに3/30付けの日経ヴェリタスに掲載していただいて、「長期投資を貫くため、できれば一生涯ファンドを保有して欲しい」という趣旨のコメントが載りましたが、これは解約しないで一生もってろ!という意味ではないので悪しからず。
改めて思いました。
良好なパフォーマンスは「三方よし」があってこそ。
運用会社は誠実に、販売会社は泥臭く、投資家は一喜一憂せず、
お互いを信頼し、ひたすら未来をみんなでつくり上げてゆく。
かいたく投信は、ファンド設定を機に、近江投信に社名変更します。
なーんて。
でも、泥臭さと誠実さ。
これは「かいたく」の今年のみならず永遠の大原則。
どうせ泥臭くしか生きれないし、それが大好きだし。
キャピタルもEDジョーンズも世界はおんなじでした。
お昼間、吹きすさぶ突風の中、押し並べたように紺色のスーツに身を包んだ男女の群れで溢れかえる東京国際フォーラムを通り過ぎ、丸の内にあるキャピタルインターナショナルを訪問する。
ロサンジェルスのキャピタル本社を訪れた際に、アテンドしてくれた米国人のTonyと再会。
精悍で引き締まった体つきと、自信に満ちていながら、どことなくはにかんだ青年の面影は変わらず嬉しくなる。
彼は個人投資家向けマーケティングを推進するため、この1月から日本に来たとのこと。
今回はキャピタルグループの運用商品(American Funds)の最大のディストリビューター(販売者)で、American Fundsの30%以上のセールスを担っている証券会社エドワードジョーンズの米国での投信販売に対する取り組みや、サブプライムローンによる米国経済の状況についてじっくりとお話を伺う。
エドワードジョーンズは、大手証券会社が重視してこなかった郊外の市・町などに住む中流階級の個人に対し、ショッピングセンターの中や市役所の近くなど、個人に身近な場所に10,000店近くの「一人店舗」を張り巡らし、長期投資によるファイナンシャルゴールを掲げ、提供している証券会社。
ちなみに米国最大の証券会社メリル・リンチの店舗数は800弱。
いかに米国が広大と言えど、50州ある米国で、一州あたり200という店舗数は相当なもの。
日本で言う郵便局に近い感じだが、彼等が個人に提供している金融スキルは「火星人と地球人」ほど〒とは異なるとのこと。
まあ、つい最近まで、自分自身が投資商品を保有していなかった方が、西川さんが社長になった途端に「貯蓄から投資へ」と、鼻息荒く投信を売り出したのだからそりゃ違いますが・・・
ちなみにキャピタルがEDジョーンズに対して行っている販売研修も、相当な量と質らしく、なんとキャピタルが「あなたのビジネスを成長させるための5つの戦略」などという顧客紹介のスキルをEDジョーンズの営業担当者に教育している。
といっても“顧客からの契約があったらサンキューコールしましょう。”とか、“顧客が誕生日の時はバースデイランチを主催し、その際に数人の友人も招いてもらいましょう。”などという非常に泥臭いものですが。
しかしその「泥臭さ」こそがキャピタルとEDジョーンズと顧客の間の深いコミットメントをつくりだし、それが業界屈指の低解約率と、長期投資による資産形成、そして市場平均を上回るパフォーマンスを生んできたのは間違いないとのこと。
ちなみにここ最近、キャピタルのパフォーマンスはあまり芳しくないのだが、それをTonyに質問すると、EDジョーンズでは“長期投資をしていればそういう時もある。”と、全然解約は進んでいないという。
むしろ「確固とした成果は、どれだけマーケットに長く留まるかによって決まる」という信念が試される場だということで、顧客に説明会を開いたりして、しっかりと長期投資の大原則を盛んに伝えているとのこと。
驚いたのは、最近はベビーブーマーが資産形成を終え徐々に資産の取り崩しをはじめているのだけど、キャピタルは、部分解約をお手伝いするプログラムもつくってディストリビューターを支援しているとのコト。
これには正直びっくりしました。
長期投資と言って、ずっと死ぬまで保有していればいい訳ではないのです。
ちなみに3/30付けの日経ヴェリタスに掲載していただいて、「長期投資を貫くため、できれば一生涯ファンドを保有して欲しい」という趣旨のコメントが載りましたが、これは解約しないで一生もってろ!という意味ではないので悪しからず。
改めて思いました。
良好なパフォーマンスは「三方よし」があってこそ。
運用会社は誠実に、販売会社は泥臭く、投資家は一喜一憂せず、
お互いを信頼し、ひたすら未来をみんなでつくり上げてゆく。
かいたく投信は、ファンド設定を機に、近江投信に社名変更します。
なーんて。
でも、泥臭さと誠実さ。
これは「かいたく」の今年のみならず永遠の大原則。
どうせ泥臭くしか生きれないし、それが大好きだし。
キャピタルもEDジョーンズも世界はおんなじでした。
2008年03月28日
ファンド情報オープン
ホームページのファンド情報が
ようやくオープンしました。
ポートフォリオは、ファンドマネージャー歴22年の松本が
「考えて考えぬいたアセット・アロケーション」です。
組入れファンドは
1.市場平均を上回る過去の運用実績
2.下げ相場に強みを発揮(ベンチマークに比較し下落が少ない)
という自慢のファンドばかりなのですが、アメリカ発のバブル崩壊を考慮し、
地域別アセット・アロケーションはかなり保守的です。
北米は10%強で、中国もほとんどなし。
(といっても債券クラスなし、株式クラスのみで構成されている、
長期投資を貫くガチンコファンドですが・・・)
しかし、あくまでもこれは当初の組み入れ比率であり、今後の状況を見ながら、
アメリカ、中国等の組み入れを増やしていきたいと考えております。
(新たなファンドを組み入れることを含めて)
また、4月に松本がアメリカに出張し、アメリカ経済の状況を
しっかりと確認してきてくれますので、そこでポートフォリオは変わってくるかも
知れません。
いずれにしても今年は相当困難な年になりそうです。
とりあえず明日から鳥取・米子の二連戦。
澤上さんや松本が、たっぷりと話を致しますので、ぜひお楽しみに!
ようやくオープンしました。
ポートフォリオは、ファンドマネージャー歴22年の松本が
「考えて考えぬいたアセット・アロケーション」です。
組入れファンドは
1.市場平均を上回る過去の運用実績
2.下げ相場に強みを発揮(ベンチマークに比較し下落が少ない)
という自慢のファンドばかりなのですが、アメリカ発のバブル崩壊を考慮し、
地域別アセット・アロケーションはかなり保守的です。
北米は10%強で、中国もほとんどなし。
(といっても債券クラスなし、株式クラスのみで構成されている、
長期投資を貫くガチンコファンドですが・・・)
しかし、あくまでもこれは当初の組み入れ比率であり、今後の状況を見ながら、
アメリカ、中国等の組み入れを増やしていきたいと考えております。
(新たなファンドを組み入れることを含めて)
また、4月に松本がアメリカに出張し、アメリカ経済の状況を
しっかりと確認してきてくれますので、そこでポートフォリオは変わってくるかも
知れません。
いずれにしても今年は相当困難な年になりそうです。
とりあえず明日から鳥取・米子の二連戦。
澤上さんや松本が、たっぷりと話を致しますので、ぜひお楽しみに!
